親から相続した空き家、どうしたら良い?
~解体・駐車場・売却を検討したオーナー様のケース~
「親から家を相続したんですが、遠方に住んでいて管理もできず、どうしたらいいか分からないんです」。
今回ご相談いただいたのは、福岡市在住のオーナー様。お父様が亡くなられ、
糸島市内にある築47年の木造住宅を相続されました。
■ 現状とお悩み
・建物は長年空き家で老朽化が進行
・庭の雑草がひどく近隣から苦情
・地元に住んでおらず管理が難しい
・空き家特例もなく、固定資産税が重荷
・売却も考えたが、どう動けばよいかわからない
このように、空き家問題は「維持コスト」「近隣トラブル」「放置リスク」の三重苦になりがちです。
■ へいせいの対応と提案内容
私たちはまず現地を訪問し、建物と敷地の状況を確認。以下のステップでご提案を進めました。
① 建物診断と行政確認
・建物は雨漏り・基礎の腐食などがあり、居住には不向き
・都市計画法上は市街化区域で、建て替え・造成も可能
・接道状況、建蔽率・容積率も問題なし
② 複数の活用案をご提示
オーナー様のご希望を伺い、次の選択肢をご提案しました。
活用方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
A. 解体後、月極駐車場として運用 | 維持管理が容易・毎月収入 | 初期投資(解体+舗装費用)が必要 |
B. 更地売却 | 一括で現金化・管理不要 | 土地相場次第で価格にバラつき |
C. アパート建築(収益物件) | 長期的収益化・節税可能 | 初期投資が高額・賃貸リスクあり |
③ ご決定:解体+一部売却+一部活用
最終的にオーナー様は、建物を解体し、土地の一部を近隣の方に売却。
残りは舗装して5台分の月極駐車場として運用することに決定されました。
■ 空き家を相続した方へ
相続した空き家は、放置していても税金や管理の手間がかかる一方で、
適切に活用すれば“資産”になります。
ご家族の今後の生活やライフスタイルに合わせて、
「売る」「貸す」「使う」の選択肢を一緒に考えてみませんか?
■ ご相談はお気軽に
株式会社へいせいでは、相続不動産の調査・活用・売却相談を無料で行っております。
糸島・福岡エリアでの空き家や土地活用について、どんなことでもお気軽にご相談ください。